福井市エルパソーラー電波ってどんな時計？人気のフラッグシップモデルを徹底解説

ありとあらゆる物が便利になった21世紀。身近な家電品や携帯電話、インターネットなど。たくさんの進化が私達の生活を豊かにしました。時計も実はその一つ。大昔はざっくりと1日の流れを把握すればよかったものが、今では1分1秒が物事を動かす時代に。約4000年前の日時計や水時計からゼンマイで動く置時計や掛け時計、そして今の腕時計の形へと。時計も私達の生活に合わせて進化を遂げてきました。その中でも一番新しくて便利だと言われているソーラー電波時計について今日はお話しします。なんとなく太陽光で動くのは知っていても詳しくは知らないという方、これからソーラー電波の時計を検討している方には必見！ソーラー電波時計のメリットやデメリット、各ブランドのフラッグシップモデルについて解説します！

ソーラー電波ってどんな時計？

ソーラー電波時計とはその名前の通り、太陽光で充電をして電波を受信して時間や日付を正確に合わせてくれる時計です。世界で最初にソーラー式の時計を生み出したのは実は日本だと言われています。それまでの時計は2日程度で止まってしまう機械式時計と動いても2、3年で止まってしまう電池のクォーツ式の時計が主流。それ以上に動き続けるソーラー時計は非常に革新的でした。ソーラーで最も有名なのがシチズン。1994年に発表されたアテッサは現在のシリーズにもその名前が受け継がれています。今では日本国内のメーカーがデザイン性や機能性を兼ね備えたソーラー電波式の時計を作っています。次はソーラー電波時計のメリットとデメリットをお話しします。

ソーラー電波時計のメリット①　原動力が安定している

今でも高級時計の主要なムーブメントである機械式時計。その原動力は薄い金属の板のようなゼンマイです。巻き上がったゼンマイがほどける力で時計を動かすため通常2日程度で止まってしまいます。今は3日から5日間と動くロングパワーリザーブのものもありますが、数日間に一回は巻き上げと時刻合わせが必要になってきます。電池の時計も2、３年で止まってしまうため、その都度電池交換が必要です。その点ソーラー電波時計は安心。光をしっかり当てていれば5年以上は動くので定期的な時刻合わせや電池交換が必要ありません。

ソーラー電波時計のメリット②　時刻合わせが要らない

ソーラー電波時計の最も便利なところが電波を受信して時刻合わせをしてくれるということ。夜中の2時から4時頃に電波塔から標準時の電波を受信。毎日正確な時間に合わせてくれるのでいざという時にも安心。機械式時計や電池式の時計に比べてより正確な時間を示してくれます。特に機械式時計は止まってしまうと日付や時間も一から合わせないといけなかったり、一日に何秒も時間が狂うのでその度に合わせる必要があります。また電池の時計もひと月の終わりには日付を修正する必要があります。

ソーラー電波時計のデメリット①機械式時計ほど長持ちしない

ここまでソーラー電波時計のメリットを話してきましたが実はデメリットもあります。それは長く使うという面においてのこと。各メーカーのブランドにもよりますが、現行のソーラー電波時計は機械式時計ほど長持ちしないと言われています。部品の供給年数というのが設けられているので10年以上使っているモデルは修理ができないということも起きてくるのが難点。次世代まで譲れるように、30年や40年使える時計が欲しいと思っている人にはソーラー電波時計はオススメしません。

ソーラー電波時計のデメリット②時間が狂ってしまうと合わせるのが大変

ずっと動き続けて時間も正確。欠点がないと思われているソーラー電波時計ですが時間が狂ってしまうと合わせるのがとても大変になります。時間がずれることがあるのか？疑問に思う方も多いかもしれませんが、何らかの原因で電波が受信できなかったり国の設定がずれてしまったりすると時間がずれてしまいます。そういった時に直そうとしてリュウズを触ってしまうとさらに大きくずれてしまうことがあります。電波時計の時刻合わせはボタンとリュウズを正確に操作しないと合いません。電波時計なのに合わないということが起こってしまいます。

オススメのソーラー電波時計

ソーラー電波の腕時計がどんなものかということが分かったところでオススメのソーラー電波時計について一緒に見ていきましょう！今回は国産メーカーが掲げているソーラー電波のフラッグシップモデルについてご紹介します。シチズンを象徴するアテッサ、セイコーを象徴するアストロン、そしてカシオを象徴するオシアナスの3つをご紹介します！

CITIZEN ATTESA SATELLITE WAVE

ソーラー電波の時計を語るうえで欠かせない存在なのがシチズン。余談ですがシチズンではソーラー駆動のことを独自にエコドライブと呼んでおり環境に配慮したものづくりをしています。アテッサのサテライトウェーブ。イタリア語で「期待」と「予感」を表す言葉がブランド名になっているアテッサの中でも上位のシリーズ。チタンのケースに鏡のような仕上げの美しいベゼル。繊細に作りこまれた3つの窓が特徴です。上空2万キロメートルの衛星から電波を受信することができます。さらにJIS1種耐磁、衝撃検知機能、針自動補正機能を備えておりソーラー電波時計がずれる原因にも備えた造りになっています。ステンレスの約60%の重量でアレルギーも起こしにくいチタンをいち早く取り入れたアテッサ。その中でもさらに実用的で、高級感が光るシリーズです。

品名　・・・CC4016-67E
税込金額　・・・￥297,000(2024年3月時点)
ムーブメント　・・・光発電エコドライブ
精度　・・・電波非受信時平均月差±5秒
パワーセーブ・・・フル充電時約5年可動(パワーセーブ作動時)
電波受信・・・GPS衛星電波受信、定時受信機能、強制受信機能
外装　・・・スーパーチタニウム
ケース表面処理・・・デュラテクトピンク、デュラテクトDLC
ガラス素材　・・・サファイアガラス
ケース径　・・・44.3ミリ

品名　・・・CC4010-80A

税込金額　・・・￥264,000(2024年3月時点)
ムーブメント　・・・光発電エコドライブ
精度　・・・電波非受信時平均月差±5秒
パワーセーブ・・・フル充電時約5年可動(パワーセーブ作動時)
電波受信・・・GPS衛星電波受信、定時受信機能、強制受信機能
外装　・・・スーパーチタニウム
ケース表面処理・・・デュラテクトチタンカーバイト
ガラス素材　・・・サファイアガラス
ケース径　・・・44.3ミリ

SEIKO ASTRON

世界で初めてGPS衛星から電波を取得できるようになったのがセイコーのアストロン。アストロンの原型は電池で動くクォーツ式。1969年に発売された革新的なクォーツ時計の名前を受け継いでいるのがこのセイコーアストロンです。電波時計なら日本以外の国でも使えると思っている人もたくさんいますが、実はこれは間違い。標準電波を発信することができる基地局は日本や中国、ヨーロッパの一部の地域のみ。基地局にとらわれず、世界中のどこにいても簡単に正確な時刻を刻めるようになった最初のソーラー電波時計です。その特徴は大胆なインデックスや針、ボリューム感のあるケース。高級感もありながら全体的に力強さを感じるのがアストロンの魅力です。発表当初のものよりもかなりサイズダウンしてより着けやすくなっています。また、他の時計に比べてはっきりとしていて見やすいという利点もあります。

品名　・・・SBXC109
税込金額　・・・￥308,000(2024年3月時点)
ムーブメント　・・・ソーラー電波
精度　・・・電波非受信時平均月差±15秒
パワーセーブ・・・フル充電時約2年可動(パワーセーブ作動時)
電波受信・・・GPS衛星電波受信、定時受信機能、強制受信機能
外装　・・・純チタン
ケース表面処理・・・ダイヤシールド
ガラス素材　・・・サファイアガラス
ケース径　・・・42.7ミリ

品名　・・・SBXD013
税込金額　・・・￥253,000(2024年3月時点)
ムーブメント　・・・ソーラー電波
精度　・・・電波非受信時平均月差±15秒
パワーセーブ・・・フル充電時約2年可動(パワーセーブ作動時)
電波受信・・・GPS衛星電波受信、定時受信機能、強制受信機能
外装　・・・純チタン
ケース表面処理・・・ダイヤシールド
ガラス素材　・・・サファイアガラス
ケース径　・・・41.2ミリ

CASIO OCEANUS MANTA

他の国産時計には見られない美しさと遊び心が見られるのがカシオのオシアナス。ジーショックばかりが注目されがちなカシオですが、実は一際美しいソーラー電波の腕時計も作っています。ギリシア神話に登場する海の神オケアヌスのから名付けられたオシアナス。海を象徴したブルーの偏光が唯一無二の魅力です。「Elegance」「Technology」がテーマのオシアナスの中でも最高峰とされているのがマンタシリーズ。素材やデザイン、精度などが精査されたラインです。2007年の6月に世界で最も薄いクロノグラフのソーラー電波時計という称号を手に入れたのがこのマンタシリーズ。縦方向に配置されたクロノグラフが実用的でありながら、エレガントさも生み出します。ベゼルやインデックス、針、ガラスに至るまで。拘りぬいた青色の虜になる人も多いです。

品名　・・・OCW-S7000D-7AJF
税込金額　・・・￥198,000(2024年3月時点)
ムーブメント　・・・ソーラー電波
精度　・・・電波非受信時平均月差±15秒
パワーセーブ・・・フル充電時約19か月可動(パワーセーブ作動時)
電波受信・・・GPS衛星電波受信、定時受信機能、強制受信機能
外装　・・・チタン
ケース表面処理・・・チタンカーバイト
ガラス素材　・・・サファイアガラス
ケース径　・・・42.8ミリ

品名　・・・OCW-S7000-2AJF
税込金額　・・・￥242,000(2024年3月時点)
ムーブメント　・・・ソーラー電波
精度　・・・電波非受信時平均月差±15秒
パワーセーブ・・・フル充電時約19か月可動(パワーセーブ作動時)
電波受信・・・GPS衛星電波受信、定時受信機能、強制受信機能
外装　・・・チタン
ケース表面処理・・・チタンカーバイト
ガラス素材　・・・サファイアガラス
ケース径　・・・42.8ミリ

ソーラー電波時計を使う時に覚えておいて欲しいこと

ずっと動き続けて時間も正確に刻んでくれるソーラー電波時計。弱点がないと思われがちですが実は使う際に注意が必要なことも。ソーラー電波の時計には電波を受信して正確に時間を合わせるための基準位置というものがあります。1日の0時0分0秒という基準になっており、ソーラー電波時計が合わせられない原因にもなります。例えば基準位置が3分ずれている場合、電波を受信することができても3分ずれることになります。この基準位置がずれてしまう原因や、ソーラー電波時計を使う時にこれだけは知っておいて欲しいことについてお話しします。

① 光が当たらない場所に保管

現在のソーラー電波時計は光が当たらない時に、動きを止めて電力を節約するパワーリザーブ機能が付いていますが一度止まってしまうと基準位置がずれてしまうことも。使わないからと言って光の当たらないボックスの中や引き出しの中にしまってしまうのはオススメしません。

② 磁気の影響を受けてしまうこと

これはソーラー電波時計だけでなく、他の機械式時計、クォーツ時計にも言えること。腕時計は無数の部品が集まってできた金属の塊です。現在はパソコンやテレビ、スマートフォンなど私達の身の回りには磁気を発するものがたくさんあります。磁気が入ることで基準位置が合わなくなったり、電波が受信できなくなったりすることがあります。一時的な磁気なら大きな影響は少なく、今は耐磁機能も備えた腕時計もたくさんあります。しかし日常的にパソコンや医療機器などに触れる人は時計を外すのがおすすめです。

③ リュウズやボタンの固着

ソーラー電波の時計で起こりがちなのがリュウズや電波受信を確認するためのボタンが固着してしまうこと。他のムーブメントの時計に比べてリュウズやボタンを使う頻度が少ないソーラー電波時計。リュウズやボタンに汗や水による錆や、皮脂が詰まってしまってしまうと、全く動かなくなることも。普段はあまり使わなくても基準位置合わせや電波をする際には必ず必要な部分になってきます。

④ 半永久的に動くわけではない

最後に必ず知っておいて欲しいのがソーラー電波だからと言って半永久的に動くものではないということ。実はソーラー電波の時計には光で充電した電力を貯める蓄電池が内蔵されています。その蓄電池が劣化すると光に当てても動かなかったり、少し暗いところに置いただけで止まってしまったり、または電波が受信できなくなったりといった不具合が出てきます。その場合は中の蓄電池の交換や部品自体を分解してのメンテナンスが必要となってきます。時計を分解してのメンテナンスというのはどんな時計にも必ず必要になってくるもの。ソーラー電波の時計だと5年から10年くらいのタイミングでメンテナンスに出すのがオススメです。メンテナンスの際にはリュウズやボタン部分や磁気帯をしていないかといったチェックもしてくれます。

>まとめ

いかがでしたでしょうか？日本が誇る便利なソーラー電波の腕時計。しっかり光を当ててメンテナンスをすることで愛用できるものもたくさんあります。ご自分に合うものをぜひ探してみてください。もともと機械式時計や電池式の時計しか使わないという人も1本持っていると便利です！ソーラー電波の時計を見比べるならTAKEUCHIエルパ店がオススメですよ。