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【郡山市】時計の修理いろいろ ~定期メンテナンスについて~

【郡山市】時計の修理いろいろ ~定期メンテナンスについて~

 

機械式時計の定期メンテナンスについて

 

費用はどれくらいかかるのか?期間は?この時計ホントに直るの?よく聞く「オーバーホール」っていったいなに?それって必要なの?「定期メンテナンス」って必要?メーカーのホームページとか見てもよく分からないんだけど?そのような疑問にお答えし機械式時計の定期メンテナンスについてご説明したいと思います。

 

普段使っている腕時計について考えてみる

1.定期メンテナンスってなに?

定期メンテナンスよく分からない言葉ですが腕時計のお話ではよく出てきます。ではいったいどうゆうことなのか?定期メンテナンスとは壊れていない(不具合を感じていない)時計に行うこれからもずっと永く使ってけるようにする為の作業です。例えると健康診断や人間ドックに近いものなのですがちょっと違うのは状態を診るだけではないということ。機械式時計の内部は非常に小さい金属性の歯車やパーツが高速でいつも忙しく動いています。新しい時計の内部はそれぞれの歯車やパーツに塗ってある機械油もキレイで量も十分そして内部全体も汚れていません。歯車どおしも適切にかみ合いしっかり時間を刻んでいます。それぞれの金属のパーツはスマートフォンやパソコン、スピーカーなどの内蔵磁気の影響も受けていません。

腕時計は基本的に毎日のように着けるものです。ワインディングマシーン等に入れて着けていなくても毎日ずっと動いている腕時計もありますね。動かす頻度はそれぞれかと思いますが、時計が動いている状態が続けば塗られている油は次第に消耗して内部には非常に細いですが金属粉が付着し歯車のかみ合いも微妙にずれていきます。気をつけていても現代社会では僅かな磁気が蓄積されてくこともさけられないものかと思います。

定期メンテナンスではこのような日常の腕時計のご使用により変化した腕時計の状態を診断させていただき、時計をふたたび適切な状態にするために必要な作業を施します。作業まで同時にするところが健康診断や人間ドックとちょっと違うところですね。「診断と作業を同時に行う」ということにも理由があります。腕時計の診断というのは裏蓋をあけて時計の内部を診ないと答えのでないものです。時計の状態が分かったときは必要な作業を施準備も同時にできていうことになります。

2.定期メンテナンスは誰がやるの?

定期メンテナンスの作業内容が分かったところで、では、誰に時計を診てもらうのがいいのか?「時計技能士」という認定国家資格があります。特殊な資格なので資格所有者はそう多くありません。時計の構造や技術に長けている証明ですね。さらに「タグホイヤー」「ブライトリング」といったブランド時計は構造やパーツも特殊なので、それぞれのブランドのスイス本国でトレーニングを積んで実際にブランドの技術者と認められた者だけが「メンテナンス」を管理できます。腕時計の世界も実は日進月歩な世界でブランド時計の技術者は年間に何度もスイス本国でトレーニングを受けて新しい技術を更新し続けています。健康診断、人間ドックという例えを使ってきましたが

こうしてみると腕時計を診るのは腕時計のお医者さんという感じですね。

腕時計は腕時計で同じでもタグホイヤー科とかブライトリング科のお医者さんと考えると専門のお医者さんに診もらうっていうのが安心ということになりますね。

 

メンテナンス次第で腕時計は永く使えるようになる

3.定期メンテナンスはいつ出せばいいの?

定期メンテナンスに出すタイミングは実は以外と難しいんです。一般論としては「3~4年に一度」とお伝えすることが多くなっています。定期メンテナンスはやり過ぎたとしても腕時計にとって悪いことがないので、どちらかというと短い期間で伝えられている印象です。ちなみに「3~4年に一度」という期間の根拠は、毎日動いているような機械式時計の機械油が消耗し塗りなおす目安としての期間としてが1つ目の理由。そして、購入時の防水性能は時間とともに少しづつ失われていきます。例えば、300M防水として購入した腕時計の防水性能は10年経っても300M防水のままというわけではありません。裏蓋とガラス面それぞれの間にあるゴムパッキンは時間の経過とともに劣化していきますので、購入時の防水性能を保ち続ける為の期間としてというのがもう1つの理由です。最近になってそこに磁気抜きの必要性が理由に加わってきている感じがします。

そのような理由から4年を一つの目安として、4年を経過した腕時計はお客様のタイミングでいつでも定期メンテナンスに出す時期と言っていいのではないかと思います。

4.定期メンテナンスはどこで行うの?

次に、どこに腕時計を持っていけばいいのか?専門的に定期メンテナンスを行う為にはそれぞれのブランドの

正規代理店にまずご相談下さい。正規代理店にはブランドの技術者が常駐しているわけではありません。そこで受付をしてブランドの技術者のいるカスタマーセンターに腕時計を預けるという流れとなります。定期メンテナンス全体をとおしても正規代理店の役割は受付です。お預かりする腕時計の目で診て分かる状態を診断し、お客様の使用状況や困っていることなどを聞き取りブランドの技術者の元へ届けます。これも病院の受付と似ていますね。似ているといえば、定期メンテナンスから戻ってきた腕時計をお渡しするのも正規代理店です。正規代理店のスタッフはブランドの技術者に腕時計の状態を伝える為、そしてお客様に定期メンテナンスを終えた腕時計の状態を

お伝えしてお渡しする為に技術はなくても専門的な知識を身につけています。安心してご相談下さい。

 

ブランドでのメンテナンスがおススメ

5.定期メンテナンスっていったいなにをするの?

定期メンテナンスとは具体的になにをするのか?定期メンテナンスは一般的にオーバーホールと呼ばれることが多く、実際に作業の大部分をこのオーバーホールが占めています。腕時計でのオーバーホールとは分解・洗浄・注油のことを意味していて、先にご説明したように使用を続けた腕時計の内部は「歯車のかみあいがズレ、内部が金属粉などで汚れ、機械油が減少している」状態なので正常に戻す作業としてこの「分解・洗浄・注油」を行うことになります。ちなみに壊れていて修理が必要な時計にもこのオーバーホールという言葉が使われますが、修理が必要な時計にはオーバーホールが不可欠なのでやはりそのように呼ばれています。

定期メンテナンスではオーバーホールの他にも代表的な作業として、購入時と同じ防水性能に戻して検査する

防水検査、微量の磁気帯びでも抜く磁気抜き、それぞれのパーツをバラバラにした状態で行う専門的な洗浄もしくはポリッシング(研磨)、すべての作業を終えてから正常に作動することを実際に一定期間動かして確認するランニングテストを行います。最後のランニングテストで異常を感じたら、必要な作業に戻ってまた同じことを繰り返します。腕時計の状態によってはブレスレットやリューズやプッシュボタン、文字盤や針といった部分の修理や交換を定期メンテナンスのタイミングでお勧めすることがあります。その理由は定期メンテナンスを終えた腕時計をお客様が次に定期メンテナンスに預けるまでのあいだ、安心してその腕時計を使っていただく為に

必要なアドバイスとしてです。

たとえば、定期メンテナンスを終えた腕時計が使用して1年も経たずに針に不具合を起こしたりブレスレットが壊れたりということがあったとしたら、またその時計を預けなければならなくなります。作業にかかる費用も時間も再度かかります。腕時計の作業にかかる最も大きな費用は専門的な技術を持つ技術者の作業にかかる費用です。お医者さんでしかも専門医ですから当然のことかもしれません。何度もその技術者が作業することになったとしたら

かかる時間も費用負担も増えるばかりになってしまうので、安心して腕時計を使用して頂く為にご案内できることはまとめてご案内させていただくのです。このようなことも定期メンテナンスが最初にお伝えしたようにこれからもずっと永く使ってけるようにする為の作業だからなのです。そして、ほとんどのブランドが定期メンテナンスにて作業した箇所については1年間の保証をしてくれています。

 

費用はかかってもその価値がある

6.定期メンテナンスってどのくらい時間かかるの?

定期メンテナンスにかかる期間ですが、時計の状態やブランドによって多少の違いはありますが1ヶ月半~2ヶ月程度かかります。そんなにかかるの?とお思いになると思いますが、お預かりした時計の品番やシリアル、登録者の確認等に1週間、時計の状態を診て、必要だと思われるメンテナンスプランを立てるのに1週間、メンテナンスプランに従って実際に作業するのに1週間、作業が終わった腕時計のランニングテストに1週間、ランニングテストの結果によってメンテナンスプランを立て直して再び作業に1週間、専門的な洗浄や細かなチェックに1週間、各店舗に向けて出荷する前に品番、シリアル、登録者名を確認し、作業終了書をつけるのに1週間。これらをぜんぶ足して7週間。メンテナンスプランの複雑な立て直しがあった場合はさらに時間が必要となります。しかも、それぞれの作業をそれぞれの専門技術者が担当しています。

実際に見学させていただいたカスタマーセンターには高額な専門的な機械が数多く並び、技術者の目線で多くの工夫が施されていました。それでも定期メンテナンスで行われる作業の多くは人の手によるもので、これだけの時間がかっているのです。そこまでする必要があると言い換えていいのかもしれません。

7.定期メンテナンスっていくらかかるの?

最後に定期メンテナンスにかかる費用についてです。ブランドや時計の構造によって価格設定が違いがあるのですが、¥30,000 ~ ¥100,000程です。日本国内の正規代理店での購入であれば、定期メンテナンスの費用が半額になったり3分の2になったりするブランドもありますので、腕時計のご購入時には定期メンテナンスを含むアフターサービスも確認しておくことをお勧めします。日本国内の正規代理店以外で購入した製品の場合、日本国内でのブランドのメンテナンスが受けられない場合もありますので注意が必要です。

まとめ

いかがでしょうか?定期メンテナンスについてお分かりいただけたでしょうか?健康で長生きする為に、お客様ご自身がお医者さんや病院と上手にお付き合いするように、腕時計を「これからもずっと永く使っていけるようにする為」には、日本国内の正規代理店と上手にお付き合いし定期メンテナンスを行うことをお勧めします。ご不明なことご質問がありましたら、いつでも日本国内の各ブランド正規代理店にてご相談してみて下さい。

 

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