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【いわき市】腕時計のオーバーホールってどんなことをするの?

【いわき市】腕時計のオーバーホールってどんなことをするの?

腕時計はどんなに大切に扱っていても、繊細な歯車の集合体である機械式時計は特にちょっとしたトラブルで不具合が生じてしまいます。腕時計を長く愛用するためには、日々のお手入れはもちろん、定期的にオーバーホールを行い故障を未然に防ぐことが大切です。

オーバーホールと修理の違い

オーバーホールとは英語の「overhaul」を言語とする言葉で”徹底的に点検する”という意味を持つ言葉です。

「機械製品を部品単位まで分解して洗浄や調整等を行い、再度組み立てて新品時の性能に近づける作業や点検」のことを指します。専門誌ではOHと略されることもあり、時計好きの方にとってはよく目にする言葉だと思います。人間ドックや車の車検のように、お気に入りの腕時計を長く愛用するためにも、定期的に故障や不具合がないかチェックしましょう。

時計の健康診断は時計店へ
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◆オーバーホールとは

すべての部品を分解し洗浄や調整などを行い本来の動きを取りもどすことが目的です。点検の結果、異常が見つかれば修理や部品交換もします。そのため、別途料金が発生することがります。

腕時計にはクオーツや機械式などの種類がありますが、ゼンマイを動力とする機械式の腕時計は構造が複雑で、時間の経過とともに時刻の制度や防水性などの機能が劣化してしまうので3~5年程度を目安にオーバーホールに出すのが望ましいです。また、クオーツムーブメントは動力部はもーたーですが、針は歯車で動かすアナログ機構となっています。この部分が劣化すると電池の消耗が早くなったり、精度が狂いやすくなるので5~6年を目安にオーバーホールに出すのがおすすめです。

◆修理とは

腕時計に何らかのトラブルが起こったときに、不具合のある部品だけを修理・交換するのが目的です。オーバーホールのように時計を完全に分解して部品を1つ1つ細かくチェックすることはありません。

オーバーホールの流れ

オーバーホールは見積もりが出るのに約2週間、作業に約1ヵ月以上かかり納品まで約2ヵ月程度の日数を必要とします。複雑機構の腕時計は日本国内でのオーバーホールが難しため、スイス送りになる可能性が高いので少なくとも、半年くらいの日数がかかります。オーバーホールがどのように進むのか一般的な流れをご説明します。

オーバーホールは約2ヵ月程度の日数が必要です
オーバーホールは約2ヵ月程度の日数が必要です

①動作性と外観の状態チェック

腕時計を分解する前に、外観から状態をチェックする。動作性や防水機能、ガラスやバックル、ストラップの傷の程度などをチェック。

②ムーブメントの分解

専用の工具で裏蓋を開け、ムーブメントを分解する。各パーツに異常がないか細かくチェックし、不具合個所や交換・調整が必要な部品を探し出す。

③部品の交換・修理

前工程で特定した不具合個所の修理・調整を行う。劣化している部品があった場合は部品交換をする。

④部品の洗浄

分解したムーブメントや時計の部品は、特殊な機材を使って薬品や洗浄方法を変えながら汚れを落とす。これにより、劣化した潤滑油や摩耗粉などの汚れが落ち、新品に近い状態にまで戻る。

⑤研磨・組み立て・注油

ケース・ブレスレットなどのパーツは研磨し、洗浄が終わった部品は注油しながら組み立てていく。オイルの種類や量、注油する箇所はそれぞれ異なる。

⑥ケーシング・性能チェック

外していた文字盤をムーブメントに取り付けた後、針をセットしてケースに収まる。時計の外装や防水性をチェック。

⑦動作テスト

ケーシングが終わったら、針回し・日付変更・運針具合・ゼンマイの巻き上げといった動作の最終検査を行う。すべてのチェック項目をクリアできればオーバーホール完了。

愛用の腕時計をいつまでも大切に

大切な時計を末永く愛用するために定期的なメンテナンスを!
大切な時計を末永く愛用するため定期的なメンテナンスを!

オーバーホールとは人間でいう健康診断のようなものです。普段はチェックできない時計内部の状態を見てもらうことで、不具合個所の早期発見ができ大きな故障を防げます。不具合を放置してしまうと、状態がより悪化し修理代が高くなってしまいます。少しでも気になる症状があるれば、オーバーホールや修理に出しましょう。

時計のオーバーホール・修理はオペラへ

腕時計の電池交換やオーバーホールなど修理の相談はもちろん、ベルトのクリーニングも承っております。腕時計のことで分からないこと・気になることがありましたら気軽にオペラいわき鹿島SC店へご相談ください。

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