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金の繊細な細工はアンティークジュエリーの醍醐味!静岡市宝石店

金の繊細な細工はアンティークジュエリーの醍醐味!静岡市宝石店

今日ではとても身近な貴金属といえる金(ゴールド)ですが、19世紀後半に各地で金鉱が発見されるまでは大変希少なものでした。ジュエリー職人たちは、少ない金で優れた作品を作るために知恵を絞ったと言われています。

特に金の使い方に工夫が見られるのが、金が少なかったジョージアンの頃です。少量の金で豪華に見せることを目的に、様々な技法が生まれました。

今回は、アンティークジュエリーの金細工の技法をいくつかご紹介させていただきます。

 

☆カンティーユ☆

「金の刺繍」を意味する「カンティーユ」(Cannetille)は、細かい金の粒で装飾する技法のこと。小さな金の粒を、1粒ずつ熱をかけて留めていく、アンティークジュエリで使われた金細工の中でも、特に繊細な技法のひとつです。

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☆レポゼ☆

「打ち出し技法」を意味する「レポゼ」は、レリーフ状に打ち出す技法のこと。表面から装飾するのではなく、裏面から打ち出すことで模様を作ります。古典的な打ち出し技法で、もっとも古い金属加工技法のひとつと言われています。

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☆フィリグリー☆

金や銀を、糸のように細くして縒って巻き上げ模様を作る技法。金属の可鍛性(かたんせい)を利用した加工方法です。

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1890年頃、フランスで作られた作品です。

18金で一つ一つ手作りされた2種類の精緻なパーツを組み合わせた作品です。アール・ヌーヴォー期独特の優雅なデザインがぴったりと首に沿い、エレガントなネックレスに仕立てられています。

 

☆グラニュレーション(粒金細工)☆

金属の表面に微細な粒を大量に連続してつけることで、デザインを描く技法です。

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1870年頃、イギリスで作られた作品です。
左からルビーの頭文字のR,エメラルドのE,ガーネットのG,アメシストのA,再びルビーのR,そしてダイヤモンドのDを横一列に並べると「敬意」を意味する「REGARD」という文字になります。このように宝石の頭文字で愛を綴り、好きな人に贈るラブレターの様な役割を果たしたロマンチックなブローチです。

 

 

本当に繊細な作りですよね。

これを手作業でされていたのかと思うと、その技術力の高さに驚かされます。

金細工だけではなく、アンティークジュエリーには様々な素材や技法が使われており、知れば知るほど面白いカテゴリーです。

なかなか接する機会がないかもしれませんが、ジュエリーショップで開催されている「アンティークジュエリー展」等に足を運んでみてはいかがでしょうか。

その奥の深さに、きっと驚かれますよ。

 

アンティークジュエリーの魅力に触れたかったらこちらへ!

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