2023.9.30

【静岡】広くて深い色石ワールド！ルシルケイのカラーストーンフェアを取材

世界には様々な色合いの宝石がありますよね。そういった色のついた宝石は「カラーストーン」や「色石」と呼ばれており、今とても人気を集めているそうです。そんなカラフルな宝石が一度にたくさん見られる機会があることを、皆さんは知っていましたか？

静岡市にあるルシルケイというジュエリーショップでは、毎月様々なフェアを行っているそうで、今回は色石のフェアを開催するそうなんです。普段なかなか見る機会のない本物の宝石をたくさん見られるなんて、とても気になります！でも宝石やジュエリーを販売しているお店は行きづらいんじゃないか、という不安もありましたが、やはり気になるので取材に行ってみることにしました。

カラーストーンフェア当日

今回のフェアは「プロから学ぶ広くて深い ”色石ワールド”」どんな内容なのかどきどきしながら伺いました。お店に入ってみると、カラーサファイアやルビー、エメラルドなどの色鮮やかな色石ジュエリーが豊富に並んでおり、お客様で賑わっていました。そして、ピンクダイヤモンドのジュエリーも新ブランドのお披露目ということで並んでいたり、色石ジュエリーの特価コーナーもありました。

また、ジュエリーだけでなくルースコーナーもあり、珍しい宝石の数々につい夢中になってしまいました。定番の宝石だけでなく、珍しい非加熱のタンザナイトやサファイヤ、希少性の高い天然のピンクダイヤモンドなどもたくさん見られました。

色石バイヤー体験

今回のフェアでは色石を見て着けて楽しむだけでなく、「色石バイヤー体験」という楽しい体験もできました。複数用意されたサファイヤの中には、実は他の宝石が混じっているので、それを見分けてみよう！というものです。正解すると美味しいご褒美が待っているみたいなので気合が入ります。

実際の海外での宝石の買い付けにおいて、サファイヤの中にスピネルやガーネットが混ざり合っていることがたまにあるそうなんです。それらの宝石は同じ鉱山から算出されるため、混ざってしまうのだそう。営利目的で販売者側がわざと混ぜている場合もあるそうですが、大半は知らず知らずのうちに販売してしまっているんだそうです。宝石を間違って仕入れてしまうことを回避するためにもしっかりと見分けなければならない、と教えてもらいました。

それではさっそく色石バイヤー体験に挑戦してみます！今回の体験では、まず目視で本物のサファイヤはどれで、混ざっているスピネルはどれなのか、選びます。大体の予想がついたら、偏光器などプロが仕入れで実際に使用する道具を使いながら、再度挑戦します。宝石の特徴を教えてもらいながら挑戦できたおかげで、なんとか正解することができました！でもプロは、この宝石が何なのか、の見極めを15秒ほどでこなしてしまうというから驚きです。

無事、サファイヤを見抜くことができたので、こんなに鮮やかで美しい「お花のおはぎ」をいただくことができました！全10種類の中から好きなものを選ぶことができて、とても楽しかったです。毎月のフェアで、こういった素敵なおもてなしを用意されているそうなので、つい他のフェアも気になってしまいます。

色石フェアでは、実際に海外に宝石の買付けに行っているバイヤーさんがいらしており、様々なお話を聞くころができました。その方によると、コロナ前に比べ宝石は半分以上減ってしまっているそうで、減少した宝石が今後増えることはない無いそうなのです。特に、パライバトルマリン、アレキサンドライト、ビルマ産のルビー、ピンクダイヤモンドが減少しているそう。長年人気があり、産出しようと掘り続けているので資源がなくなってしまうそうなのです。限りある資源だからこそ、より大切に、宝石に向き合っていきたいですね。

色石好きにおすすめしたい色石フェア

今回取材させていただいたルシルケイさんの色石フェア。伺う前は緊張もしていましたが、実際に行ってみるとスタッフさんも明るく迎えてくださるので安心できました。また、本物のバイヤーさんが来ているので普段はなかなか聞けない貴重なお話も伺えました。そして体験型のフェアだったので想像以上に楽しむことができ、次回のフェアも楽しみになりました。皆さんも、ルシルケイさんのフェアに行ってみてはいかがでしょうか。

▽色石フェア当日の様子はこちら

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