【浜松市】プラチナってどんな金属?|結婚指輪の専門家が解説①
2020年の全国的な調査で、結婚指輪の素材として80%以上シェアを占めている「プラチナ」。今回はこのプラチナについて、少し専門的にご紹介していきます。
ダイヤモンドを
最も美しく見せる金属
プラチナは、融点(固体が液体になる温度)が1769℃と、きわめて高く、比重(水と比べてどれだけ重いか)も、21.45とずっしりとした重みがあります。
発見されたのは17世紀と言われていますが、ジュエリーに使用されるようになったのは1898年のこと。ルイ・カルティエが「ダイヤモンドを最も引き立てる金属」として発表したんだとか。その融点の高さや精錬の難易度から、使用するには高度な技術が必要とされ、プラチナが発見されてから加工法が確立されるまでに、実に100年もかかったんだそうです。
▽ダイヤモンドとの相性は抜群。
鉱石1トンからたった3gだけ?
希少性の高い金属
金の1/19しか採掘されないプラチナは、希少性の極めて高い貴金属です。遠い昔、隕石によって宇宙からもたらされたというプラチナ。仮に金属の素となる鉱石が1トンあったとしても、たったの3g(耳かきですくえる程度)しか採取できない特別な金属なのです。そう思うと、このプラチナの白い輝きがより一層美しいものに見えてきませんか?
アレルギーにもなりにくい
化学的な安定度の高さも、貴金属中屈指の高さを誇り酸やアルカリにも溶けだすことはありません。イオン化(金属が溶け出すこと)しにくい傾向から、アレルギーの原因にもなりにくい金属です。汗は酸性です。夏場でもプラチナのネックレスなら痒くなりにくい理由はプラチナのイオン化傾向の低さからだったのですね。ただし、プラチナ製品は合金化されているものがほとんどで、割金と呼ばれる配合金属にはアレルギーの原因となる金属があるかもしれません。アレルギーの心配がある方は、必ず配合金属も確認するようにしましょう。
▽アレルギーについて詳しくはこちら
実は柔らかい?
上記の配合金属は、プラチナの硬度を上げるために使用されています。実は純プラチナって、力強く噛めば歯形が付くくらいの柔らかさなんです。意外ですよね。これに割金を加えてプラチナ含有量を90%程度に抑えることで、ジュエリーとして加工のしやすい硬度、日常生活に支障のない硬さを保つことができるのです。
ジュエリーだけじゃない
世界で活躍するプラチナ
現在では、ジュエリーだけでなく工業的にも活かされているプラチナ。金属結合というイオン同士の結び付きが特徴的なことから、触媒として重要な役割を担います。石油の精製や排ガス浄化など、世界で科学的な研究が進められています。
魅力的な貴金属プラチナ。どんな金属かが分かったら実際に手にとってみたいですよね。結婚指輪の専門店ではプラチナの指輪を試着しながら、白くまばゆい輝きを実感できます。人々を魅了し続ける美しさ、あなたもきっとこの美しさのとりこになるはずです。割金にもこだわり抜いたプラチナの指輪は白さと輝きが違います。ぜひ手に取って確認してください。
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