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【静岡】海が育んだ天然ピンク。サンゴパールが秘める愛の物語

【静岡】海が育んだ天然ピンク。サンゴパールが秘める愛の物語

美しいピンク色が特徴のサンゴパールは、その愛らしい見た目だけでなく、誕生の背景にある物語や希少性から、多くの人々を魅了し続けている宝石です。ここでは、その神秘的な輝きを放つサンゴパールについて、詳しくご紹介します。

サンゴパールとは?:珊瑚と真珠の奇跡の融合

サンゴパールは、一般的な真珠とは一線を画す、非常にユニークな宝石です。その最大の秘密は、真珠の**「核」**にあります。通常、真珠の養殖にはアコヤ貝などの母貝の中に、真珠層を形成するための核として淡水産の貝殻を丸く削ったものが用いられます。しかし、サンゴパールの場合は、その核に**厳選された天然の「ピンクサンゴ」(桃色の宝石珊瑚)**が使われます。

宇和島・松本真珠の情熱

このサンゴパールを開発し、世に送り出しているのは、日本有数の真珠の産地である愛媛県宇和島市の松本真珠です。「調色の力を借りず、自然の美しさだけでふんわりとピンク色の真珠をお客様に届けたい」という強い思いから、開発者である松本氏が10年もの歳月をかけて研究と試行錯誤を重ねた結果、この唯一無二の真珠が誕生しました。この技術は特許も取得されており、松本真珠のサンゴパールは、まさに**「世界でひとつの天然ピンク真珠」**と称されています。

ピンク色の秘密:天然サンゴの色彩を映す真珠層

サンゴパールの魅惑的なふんわりとしたピンク色は、人工的な調色(着色)処理によるものではありません。この色は、核として用いられたピンクサンゴの色を真珠層が反映していることによるものだとされています。高知県産の高品質な宝石珊瑚を核として使用し、その周りをアコヤ貝が真珠層で幾重にも包み込むことで、珊瑚の持つ桃色が真珠層を通してうっすらと透け、見る者を吸い込むような淡い、透明感のあるピンク色の輝きを生み出します。人工的な調色では決して出すことのできない、この柔らかな**オーロラのような照り(テリ)**と色彩は、サンゴパールを特別なものにしています。

珊瑚と真珠、二大有機起源宝石の力

サンゴパールは、海が育んだ**「珊瑚」と「真珠」**という、二つの有機起源の宝石が融合した奇跡の結晶です。どちらも生命の力から誕生した宝石であり、古来より特別な意味合いを持って人々に愛されてきました。

宝石珊瑚の持つ意味

核となる宝石珊瑚は、海底深くから採取される非常に貴重なもので、古くから魔除けや厄除け、そして生命力の象徴とされてきました。周囲の微細な変化を察知し、持ち主に危険を知らせると信じられ、お守りとして珍重されてきた歴史があります。

真珠に込められた願い

真珠もまた、成長と生命の軌跡を秘めた宝石であり、特に日本では**「母貝に守られて成長する」ことから、母性や愛**の象徴とされています。

この二つが一つになったサンゴパールは、「厄除け」や「魔除け」、そして**「母性を抱く女性のお守り」**として、非常に縁起の良い宝石とされています。

結婚35周年が**「サン・ゴ」**の語呂合わせであること

出産祝いに**「サンゴ(産後)」**の語呂合わせで贈られること

など、人生の節目となるお祝い事にも好んで選ばれてきました。

サンゴパールの希少性と魅力

サンゴパールの養殖は、核に天然の珊瑚を使うという特性上、一般的な真珠の養殖に比べて非常に難しく、採れる量も限られています。その希少性こそが、サンゴパールの価値を高めています。また、その上品で幻想的なピンク色は、肌色を美しく見せてくれる効果もあるため、ネックレスやピアス、ブローチといった様々なジュエリーとして、世界中のセレブリティからも求められる存在となっています。調色に頼らない、自然界が生み出したふんわりとしたピンク色は、身に着ける人に優しさと温もりを与え、唯一無二の存在感を放ちます。サンゴパールは、日本の海の二大宝石のコラボレーションが生んだ、神秘的で愛らしい宝石であり、その物語を知ることで、さらに深く愛着が湧くことでしょう。

LUCIR-K

LUCIR-K

静岡の中心地にある真珠専門店ジュエリーショップLUCIR-K(ルシルケイ)は冠婚葬祭で使用するあこや真珠、黒蝶真珠を中心にサンゴパールやゴールデンパールなどお洒落なパールジュエリーがたくさん揃います。是非興味のある方は足を運んでみてはいかがですか。

 

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