【静岡】『葬儀のパールは白?黒?』今さら聞けない、お悔やみごとの装い

急な訃報に接したとき、頭をよぎるのが服装やアクセサリーのマナーではないでしょうか。「葬儀に身につけるパールは、白がいいの?それとも黒?」この疑問は、多くの方が抱えるものですが、今さら誰かに聞くのは少し気が引けますよね。
この記事では、お悔やみの席にふさわしいパールの選び方について、その意味やマナーを分かりやすく解説します。
真珠が弔事にふさわしい理由
まず、なぜ真珠が弔事のアクセサリーとして選ばれるのかを理解しておきましょう。真珠は古来より「月の涙」や「人魚の涙」とも呼ばれ、悲しみを象徴する宝石とされてきました。その控えめで上品な輝きは、華美な装飾が禁忌とされるお悔やみの場にふさわしいとされています。また、真珠の持つ「円満」「健康」「長寿」といった宝石言葉も、故人の安らかな旅立ちを願い、ご遺族の心を癒やす意味合いがあることから、弔事の装いとして長く親しまれてきました。
白パールと黒パールの使い分け
真珠を身につける際、一般的に慶事には白、弔事には黒やグレーがふさわしいとされています。しかし、実際にはお葬式で白いパールを身につけている方も多く見かけます。
白パールは「許容される」もの
白いパールは、もともと弔事でも問題ないとされてきました。これは、真珠の持つ意味合いや、控えめな光沢が、お悔やみの場にふさわしいとされてきたからです。ただし、一連のシンプルなデザインを選ぶのが大前提です。
黒パールは「より格式高い」もの
近年、弔事の装いとして注目を集めているのが**黒蝶真珠(ブラックパール)**です。黒蝶真珠の深い色合いと落ち着いた輝きは、喪服との調和が良く、より厳粛な雰囲気を演出してくれます。
黒蝶真珠を選ぶことは、「悲しみを静かに表現したい」「格式を重んじたい」という気持ちの表れとも言えます。年齢を重ねた大人の女性が身につけることで、より品位ある印象を与えてくれるでしょう。
葬儀のパールの選び方・身につけ方
パールネックレスを選ぶ際は、色に関わらず、以下のマナーを意識することが大切です。
ネックレスは一連で
「不幸が重なる」ことを連想させる二連や三連のネックレスは避け、必ず一連のものを選びましょう。
長さはプリンセスタイプ
鎖骨にかかる38~42cmの長さが一般的です。長すぎるものはカジュアルな印象を与えるため、避けます。
珠の大きさは控えめに
真珠の粒は7~9mm程度が好ましいとされています。大きすぎるものは華美に見えるので注意が必要です。
金具はシンプルに
ネックレスの留め具や金具は、シルバーや、真珠の色と調和する目立たないものを選びます。
これらのポイントを押さえておけば、白いパールでも黒いパールでも、マナーに沿った装いで故人を偲ぶことができます。大切なのは、故人への哀悼の気持ちを静かに表現することです。
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