2019.6.10

【浜松市】婚約指輪・結婚指輪「ホワイトゴールド」と「プラチナ」の違いとは？

指輪の素材として使われる「プラチナ（白金）」と

「ホワイトゴールド（金）」の違いは分かりますか？

どちらもシルバー色なイメージではないでしょうか？

プラチナの日本語表記が「白金」なのも

違いが分かりづらい一つです。

でも、実際には違うのです！！

【　プラチナとは？　】

プラチナの元素記号は Pt。白金族元素の一つなので白いシルバー色をしています。化学的に非常に安定であるため、装飾品などジュエリーに多く利用される一方、触媒としても自動車の排気ガスの浄化をはじめ多方面で使用されています。プラチナ自体は酸化しないので変色やアレルギー反応が出にくい金属として知られています。ジュエリーで使用する場合Pt900やPt950が多いのですが、これはプラチナの純度を表しています。90％以上プラチナが配合されていますのでプラチナ本来の色味を変えることなくシルバー色が保たれています。最近ではPT585など純度を下げたものも作られています。

【　ホワイトゴールドとは？】

ゴールド（金）の元素記号はAu。ただジュエリーなど商品になった時にはK18や750などの表記になります。元々の純金（99.9％、K24）は黄金色とも言われ黄色みの強い色になります。硬度は高くなく、延性もあるので最も薄く延ばすことができることから金箔など作られています。ただ他の金属を合わせることにより硬度は増します。ジュエリーになった時にはK18や750などは75％ゴールドが配合されていて、残り25％ほかの金属（割り金）が入ることにより色味を変えることができます。２５％の金属により黄色味の薄まった薄黄色の白っぽい色味をホワイトゴールドと呼びます。酸化しないことからプラチナ同様アレルギーの出にくい金属として知られています。

以前のホワイトゴールドとは、２５％の金属により黄色味の薄まった薄黄色にロジウム（シルバー色）コーティングをしてプラチナ色にしていたジュエリーも多かったのです。なのでゴールドは変色する！と思っている方も多くいました。

現在ではプラチナよりやや黒味のかかったシルバー色に近く、コーティングをしていない商品もあります。男性にはやや黒味かかっているので、デザインによってはプラチナより人気があります。

ブランドやお店によってもホワイトゴールドの色味は違います。お店に行ってホワイトゴールドの色味やロジウムコーティングの有無を確かめてください。

（左）プラチナ　（中）イエローゴールド（右）ホワイトゴールド