【いわき市】国際結婚カップルが実際に購入した結婚指輪とは？韓国編
近年、国際結婚をするカップルや、結婚を機に海外に拠点を移す夫婦が急増中。十数年前と比べると旅行や語学留学だけではなく、ワーキングホリデーやマッチングアプリなど海外で生活をする機会や様々な国の方との出会いの場が増えたことが理由といわれています。結婚指輪は国によって考え方や文化が様々です。今回は世界的にも大人気のアイドルやグルメ、コスメなど日本でも根強い人気を誇るオシャレ大国「韓国」の意外と知られていなかった結婚指輪の文化の違いや、先輩夫婦たちが実際に購入した結婚指輪と人気のデザインを紹介します。
結婚指輪の文化の違い
先輩夫婦たちは指輪を購入する際「考え方や文化の違いに驚いた」と答えた方がほとんどでした。日本では、婚約指輪と共にプロポーズを受けて、一緒に結婚指輪を選びに行くという流れが一般的ですが、韓国では婚約指輪を渡す人はほとんどおらず、その分結婚指輪にかける熱量がとても高いようです。韓国では昔、結婚指輪は新郎の母がプレゼントする習慣がありました。当時は、普段使い用・ボリューム感のある指輪・パールや宝石がついた指輪と3本用意したり、金の指輪を3本用意するのが主流でしたが、最近では日本と同様に結婚指輪はふたりで選ぶというカップルがほとんどです。
指輪は薬指に着ける？
結婚指輪を着けるのは日本と同じく薬指ですが、日本ほど着ける指にこだわりはありません。韓国では、婚約指輪の習慣はあまりないものの「カップルリング」といい婚約の際にもペアリングを購入する文化があり、男女問わず結婚指輪とカップルリングの2本を重ねてつけたり、薬指以外の指に着けていたりするためです。また「チングリング」といい、「親友の証」として友達同士で薬指にペアリングをつける習慣もあるため、ペアリングに慣れていることから結婚指輪はとくにこだわりを詰め込んだ、自分たちだけの特別な指輪を購入したいという気持ちが強いようです。
人気のデザインと先輩の声
～幅が広いデザインの結婚指輪～
日本での結婚指輪のイメージといえば、ころんと丸みをおびたカーブの「甲丸」のデザインが定番ですが、韓国では表面がフラットで平らな形状の「平打ち」が人気です。「指輪を選びにいったとき日本との幅の違いに驚きました」「まっすぐで細身なシンプルのデザインを思い描いて指輪選びに出かけたら形やデザインの違いに驚きました」という声が最も多く挙げられたほど、幅がしっかりと太く、デザイン性があり、見た目も重量感もボリュームたっぷりのデザインが定番のようです。
甲丸と平打ちの違い
「甲丸(こうまる)」の指輪は、指輪の表面がゆるやかな丸みをおびたカーブを描く形状の指輪です。ふっくらとやわらかな見た目通りに指当たりが良く、ずっと身に着けていく結婚指輪として定番の人気が高いデザインです。反対に、「平打ち(ひらうち)」の指輪は、丸みが無くフラットで平らな形状の指輪です。エッジのきいたスタイリッシュな見た目通り、中指と小指への当たりが気になるというという人もいれば、幅や厚みの違いでファッション性を持たせることができる魅力もあり、型にはまらず自由にアレンジをしたいという方に人気のデザインです。
～ゴールドの結婚指輪～
日本では、結婚指輪といえば「プラチナ」が人気の素材ですが、韓国は「ゴールド」が一般的です。お店に並んでいる結婚指輪は「イエローゴールド・ホワイトゴールド・ピンクゴールド」が最も多く、なかでもピンク色の温かみのあるピンクゴールドと、コーティングを施さずほのかに黒色を帯びたホワイトゴールドのペアは絶大な人気を誇るそう。「日本と違い金の相場や重量と手間賃で計算するお店が多く、同じブランドでも価格がお店によって違うこともあり驚いた」という声もあるようにデザインだけではなく、素材の質や量にもしっかりとこだわる方が多いようです。
～ボリューム感のある結婚指輪～
日本の結婚指輪と婚約指輪の2本を重ね着けするイメージとは違い、エタニティリングのようなダイヤモンドがふんだんにあしらわれたボリュームたっぷりのデザインを2～3本重ねて着ける人が多いのも特徴です。「ふたりで選んだ結婚指輪とは別に、彼のお母さまからプレゼントでダイヤモンドがたくさんついた大ぶりな指輪を頂きました」という声も多く、結婚指輪は新郎の母がプレゼントするという習慣が残っている場合もあるようです。「普段の着けやすさや年齢を重ねた時のことを考えるよりも、今、自分がつけたいものを買う」という考え方が一般的だそうです。
～華やかなデザインの結婚指輪～
韓国では、「シンプルなデザインを選びたい」というカップルでも、つや消し加工を施した「マット」や、ハンマーでひとつひとつ模様を着けていく「槌目(つちめ)」など表面の加工にこだわったデザインや、繊細なミル打ち、重ねて着けているように見えるデザインなどワンポイントを取り入れたデザインが人気です。「夫も私と同じエタニティリングを選んでいました」「夫もダイヤ付きのピンクゴールドの可愛いデザインにしたので日本の友人に驚かれます」など、性別を問わずダイヤモンドがあしらわれた結婚指輪や、上品で華やかな印象の結婚指輪を選ぶ人が多いようです。
～個性的なデザインの結婚指輪～
日本では、結婚指輪を日常的に使用するものとして、シンプルで飽きがこず、引っかかりにくい実用性を重視したデザインの指輪を選ぶという傾向が高いですが、韓国では「指輪を3本用意していた文化からか結婚指輪が数本あり、母に驚かれました」と答えた方がいるように、日常使いしやすいシンプルなデザインを「カップルリング」に、ボリュームたっぷりのデザインを「結婚指輪」にと両方購入する方も少なくありません。そのためダイヤモンドがたっぷりあしらわれたデザインや、立体のリボンのようなデザイン、指輪をひねったようなぷっくりとした凹凸のあるデザインが人気です。
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