【静岡】知られざるサファイアの顔:ファンシーカラーのすべて

サファイアと聞いて、多くの人が思い浮かべるのは深く澄んだ「サファイアブルー」でしょう。しかし、サファイアの魅力はそれだけにとどまりません。実は、青以外のあらゆる色のサファイアが存在し、それらは「ファンシーサファイア」と呼ばれ、宝石の世界で独自の輝きを放っています。この記事では、知られざるファンシーサファイアの多様な世界とその魅力を紐解いていきます。
ブルーだけじゃない、サファイアの常識を覆す色彩
ファンシーサファイアは、ピンク、イエロー、グリーン、パープル、オレンジ、そして無色のホワイトサファイアなど、実に多彩な色を擁します。これらの色は、サファイアを構成するコランダムという鉱物に含まれる微量の不純物(元素)によって生まれます。例えば、クロムが混ざるとピンクやレッド(ルビー)、鉄やチタンが混ざるとブルーといった具合です。ファンシーサファイアの中でも特に希少で人気が高いのが、パパラチアサファイアです。この宝石は、ピンクとオレンジが絶妙なバランスで混ざり合った、まるで夕焼けのような色合いをしています。スリランカのシンハラ語で「蓮の花」を意味するこの名前は、その美しさを完璧に表現しています。非常に稀少なため、市場に出回ることは少なく、出会うことさえ難しい「幻のサファイア」と言われることもあります。
コレクターを魅了する、ファンシーサファイアの魅力と価値
ファンシーサファイアの魅力は、その希少性とユニークな色彩にあります。特に、同じ色合いでも、ひとつとして同じものがないため、自分だけの特別な宝石を見つける喜びがあります。また、ファンシーサファイアの価値は、その色、透明度、カラット数、そしてカットの美しさによって決まります。ブルーサファイアの価値が「色」に大きく左右されるのと同様に、ファンシーサファイアもその色の鮮やかさや深みが重要視されます。中でも、均一で濃い発色を持つものは、より高い評価を受けます。近年では、イエローやピンクのサファイアが、ダイヤモンドの代替品としてエンゲージリングやジュエリーに使用されることも増えてきました。ブルーサファイアとは一味違う、個性的で温かみのある輝きが、多くの人々を魅了しています。
ファンシーサファイアを手に取るということ
ファンシーサファイアは、単なる宝石ではなく、自然が創り出した芸術品です。一つひとつの色が、地球の長い歴史の中で偶然の奇跡によって生まれたことを物語っています。もし、あなたが宝石を選ぶ機会があれば、ぜひファンシーサファイアにも目を向けてみてください。ブルーサファイアが持つ高貴な美しさとは異なる、優しく、時には情熱的な輝きが、あなたの心を捉えるかもしれません。ファンシーサファイアは、個性を大切にする現代にふさわしい、新しい宝石の選択肢と言えるでしょう。
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