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【静岡市】冠婚葬祭だけじゃもったいない。日本人が真珠を受け継いできた理由とは

【静岡市】冠婚葬祭だけじゃもったいない。日本人が真珠を受け継いできた理由とは

海の宝石の神秘

真珠は、ダイヤモンドやルビーといった鉱石からなる宝石とは異なり、貝の体内で作られる有機物宝石です。この唯一無二の成り立ちこそが、真珠の神秘的な輝きを生み出す源です。

 

1. 真珠の成り立ち

 

真珠は、貝の体内に砂や寄生生物などの異物が侵入した際に、貝が自己防衛のため、その異物を「真珠層」で幾重にも覆うことで形成されます。この真珠層が、真珠特有の柔らかく奥深い光沢(テリ)を生み出します。

市場に流通している真珠のほとんどは、この原理を応用し、人為的に核をいれて作られる養殖真珠です。

 

2. 真珠の評価基準

 

真珠の価値は、以下の要素を総合的に判断して決定されます。

 

テリ(光沢)・・・内部から湧き出るような輝きと、表面の光沢。品質に最も影響する要素。

 

巻き(真珠層の厚さ)・・・真珠層の厚さ。厚いほど耐久性が高まり、テリも増す傾向があります。

 

形・・・真円に近いほど価値が高いとされるのが一般的です。歪んだ形のものはバロック真珠と呼ばれ、個性的な魅力があります。

 

色・・・母貝の種類や成分により、白、黒、ピンク、ゴールドなど多様な色合いがあります。

 

キズ・・・表面の傷の少なさ。

 

3. 真珠の特性と取り扱い

 

真珠は有機物であるため、ダイヤモンドなどの鉱物宝石に比べて硬度が低く、傷つきやすいという特徴があります。また、酸やアルカリ性、熱に弱いため、汗や化粧品が付着した際は、使用後に柔らかい布で優しく拭き取ることが大切です。

冠婚葬祭を超えた受け継がれる理由

日本は古来よりアコヤ真珠の一大産地であり、世界に誇る真珠養殖技術を生み出した真珠王国です。

 

1. 古代から続く日本の真珠文化

 

古代の日本では、真珠は中国への朝貢品とされたりと、その歴史は非常に古いです。奈良時代の冠や刀にも真珠の装飾が見られるなど、権力の象徴や貴重な宝物として扱われてきました。

 

2. 世界を魅了した養殖技術

 

真珠が長らく貴族などの特権階級にしか手に入らない希少品だった中、1893年に世界で初めて半円真珠の養殖に成功し、その後、真円真珠の養殖技術も確立されました。この画期的な技術により、真珠は大量生産が可能になり、第二次世界大戦後には、日本の重要な輸出産業として世界の真珠ブームを牽引しました。

 

3. 日本人が真珠を受け継いできた理由

 

日本人が真珠を大切にしてきたのは、単に美しいからというだけでなく、その特性と背景が日本人の心に響くためです。

 

・健康、長寿、円満、富といった、日本人に好まれる宝石言葉を持つこと。

 

・貝が異物を包み込み、時間をかけて美しい真珠を生み出すことから、忍耐や完成、努力の象徴と見なされてきたこと。

 

・その控えめで上品な輝きが、日本の文化や美意識に合致し、フォーマルな場にも馴染む万能な宝石として受け入れられてきたこと。

 

・世代を超えて受け継がれる海の宝石として、母から娘へと贈られる特別な意味合いを持つこと。

 

このように、真珠は日本の歴史と技術によって一般にも普及し、単なるアクセサリーではなく、精神的な価値や願いを込めたお守りとして受け継がれてきました。

日本での真珠ジュエリーの現在

現在、真珠ジュエリーは冠婚葬祭といったフォーマルなシーンに限定されず、ファッションアイテムとしての地位を確立しています。

 

日常使いへの進化・・・真円だけでなく、ユニークな形のバロック真珠を使ったデザインや、カジュアルな服装にも合わせやすい一粒のペンダントやピアスが人気を集めています。

 

革新的なデザイン・・・日本のハイジュエラーは、伝統的な技術と革新的なデザインを融合させ、バランスなど世界的な人気を誇るモダンな真珠ジュエリーを生み出しています。

 

多様な真珠の利用・・・ 日本で主流のアコヤ真珠に加え、大粒で華やかな白蝶真珠、深みのある色が魅力の黒蝶真珠、虹色の光沢が美しいマベ真珠など、多様な種類の真珠が日本のジュエリーデザインに取り入れられています。

 

真珠は、日本人が生み出し、育ててきた文化そのものです。受け継がれてきた真珠を、ぜひフォーマルな場だけでなく、日々の生活の中にも取り入れ、その普遍的な美しさを楽しんでみてください。

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