【郡山市】だって日本人ですもの。国産時計にこだわりたい。

スイス時計も好きだけど、日本人に生まれたからには、やっぱり国産時計も気になる。国産時計といえば、世界でも群を抜いて高い技術と優れた品質、精能、信頼性等で知られています。ハイテクなクォーツのイメージも強いかもしれません。クォーツの超高性能化はもちろんのこと、クォーツと機械式との誘導、電波時計、光時計、そしてGPS時計へと発展を遂げ、なおも進化を続けている国産時計。そんな国産時計が気になるあなたの為に、精能だけじゃないさらなる国産時計の魅力、職人技が光る、とにかく美しくて、とにかくカッコイイ、国産時計を紹介します。

Grand Seiko

グランド・セイコーと言えば、メカとクォーツのハイブリットなスプリングドライブが有名。今回紹介するのも、機械式時計の動力とクォーツ時計のIC制御による、高い精度のハイブリットなムーブメント、スプリングドライブモデルです。文字盤は雪の様に白く、キラキラと美しいのが特徴的。雪原のような有機的な「自然の美しさ」を表現した白い文字盤が、見る人の心を奪う一本です。日本の職人による、繊細で計算されつくした磨きも魅力。キラッと光るインデックスや針、ケースは唯一無二の美しさです。この輝きを生み出しているのが熟練した職人さんの手作業による「ザラツ研磨」。職人の感性は、長年の経験によってのみ育まれるものであり、その才気と類稀なる技術をあわせ持つ職人たちは、世界でもごく少数しかいません。流石ジャパンブランドです。

The CITIZEN

花をモチーフにしたデザイン

日本の代表的な時計と言えば「シチズン」。中でも大きく羽を広げたイーグルマークが特徴的でカッコイイ、シチズンの王者的存在The CITIZEN。今回オススメするのはThe CITIZENのIconic Nature Collectionから、花鳥風月モデル「花」。鮮やかな色彩の文字板は、「紫陽花」が色づいていくその瞬間の色合いを切り取り、伝統の吉祥文様である「七宝（しっぽう）繋ぎ」の中に花模様を加えたシチズン独自のパターンで表現した和紙文字板が美しいモデルです。もちろん、シチズン独自の技術、光発電『エコ・ドライブ』モデルです。文字板はグラデーションや多層に印刷を施した上板と土佐和紙の極薄で、独特の風合いを持つ典具帖紙を重ね、光が当たった際に繊細なパターンが、さりげなく浮かび上がる仕様で、身に着ける持ち主だけに分かるシックな美しさを表現しています。

鳥をモチーフにしたデザイン

花鳥風月モデルからもう１本「鳥」。ケースに華やかなデュラテクトサクラピンクを施した和紙文字板モデルは「The CITIZEN」のシンボルでもある鷲の中でも、ゴールデンイーグルと形容される「イヌワシ」をモチーフにしています。上昇気流に乗って優雅に風に舞う情景を文字板に表現しているモデルです。また、サクラピンクと深茶緑が相性良く、高級感抜群です。和紙の美しさだけじゃなく、陰影あるシチズンのオリジナルパターンが加わり、文字盤に奥行きと立体感が施され、洗練されたデザインです。

CAMPANOLA

同じくシチズンの人気ブランド「CAMPANOLA」から「紅明(べにあけ)」をご紹介。漆を5層に塗った文字板に銀粉を蒔き、その上に赤玉虫色の漆を薄く塗り、銀の粉を密着、中央部は炭を用いて銀を磨き、全体を砥の粉で研磨、さらにもう一度赤玉虫色の漆を銀の上に塗って、丹念に研ぎ出して仕上げている、とにかく手間暇かけて制作する「紅明(べにあけ)」がオススメ。夜の闇が明けて、空が暁に染まる時のように、銀を含んだ深い紅が、吸い込まれそうな程キレイな文字板です。また、こちらの作品は、会津の伝統工芸士、儀同哲夫氏による芸術作品でもあります。